小林陵侑、五輪に向け鬱憤晴らす大ジャンプ スキージャンプ札幌大会
◇ノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプ男子個人第18戦(18日・札幌市大倉山ジャンプ競技場)
◇小林陵侑(チームROY)274・2点=2位
鬱憤を晴らす大ジャンプだった。
トップと5・2点差の2位で迎えた2回目。小林陵侑選手は「条件によっては(逆転が)ワンチャンあったので、すごくワクワクしながら飛べた」という。
力強くジャンプ台を飛び出すと、向かい風の力も借りてヒルサイズ(137メートル)を超える138・5メートル。飛躍後はファンらから拍手を浴びながら、日本チームの他の選手らと握手やハグをし、「楽しくゲームできた」と笑顔を見せた。
前日17日の第17戦は、中村直幹選手が2位、二階堂蓮選手が3位に入ったが、自身は5位。悔しかったのだろう。競技後には他選手をねぎらいつつも、「あしたはいいジャンプをしたいですね」とこぼしていた。
ただ、切り替えの早さが小林選手の強みでもある。課題を分析し、助走姿勢を見直して第18戦を迎え、結果を出した。日本男子チームの作山憲斗ヘッドコーチは「今日の陸のトレーニングからちゃんとイメージして、本番でイメージ通りのジャンプが出せたんじゃないかな」と評価した。
札幌での2連戦を終え、一定の手応えは得たものの、「感覚は曖昧ですからね。今が良くても来週いいなんて確証もない」と冷静な小林選手。2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは、2022年北京五輪に続く2大会連続の金メダルへの期待がかかるが、「気持ちがぐだらず(中だるみせず)に、集中して迎えればいいかなと思います」と淡々と語った。【森野俊】
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