4年ぶりVのデンソー 再出発の一歩に笑顔 選抜女子駅伝北九州大会
◇第37回選抜女子駅伝北九州大会(18日・北九州市小倉城歴史の道発着)
◇一般の部優勝=デンソー(三重)
最終5区、残り1キロを切ってもデンソー・中沢咲絵子と京セラ・嶋田桃子のつばぜり合いは続いていた。「自分自身(力を)出し切れないレースが最近は多かった。しっかり勝ちきるんだ、という一心だった」。スパートを決めた中沢が抜け出し、京セラと6秒差で一般の部を制した。
1区は8チーム中7位と出遅れたが、2区のジェシンタ・ニョカビと4区の堀綾花の区間賞の走りなどで徐々に追い上げた。
「燃える展開だと一層力を発揮してくれる」という佐伯尚彦監督の読み通り、4区終了時点でトップと15秒差の4位でたすきを受けたアンカーの中沢は、順位を押し上げた仲間から刺激を受けた。「前が見える位置で持ってきてくれて、次は私の番だと気合が入った」と快走につなげた。
チームにとって大きな意味を持つ優勝だ。デンソーは2013~15年の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で3連覇し、選抜女子駅伝でも20年と22年に優勝したが、22年度以降は低迷してきた。25年秋は予選会のプリンセス駅伝で18位に終わり、クイーンズ駅伝に進めなかった。
25年7月に就任した佐伯監督は「以前は一人一人の向いている方向が違った」と指摘する。練習に集中できる環境作りに注力したことで「真摯(しんし)に競技と向き合えるようになってきた」と変化を語る。
中沢は「チームとしていい再出発の日になった」と言い切り、選手たちに明るい笑顔が広がった。【角田直哉】
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