ヤマハ・沢山投手がWBC出場へ ブラジル代表、両親がルーツ

2026/02/15 06:45 

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 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にヤマハ(浜松市)の左腕・沢山優介(22)がブラジル代表として出場する。昨年3月に米国であった予選では、ドイツ戦に先発して好投し、2013年以来3大会ぶりの本大会出場に貢献した。本大会1次ラウンドは、米国、メキシコなどと同じB組。「しっかりブラジルの野球をする」と意気込んでいる。

 沢山は浜松市生まれ。両親がブラジルにルーツを持ち、代表入りはこれが4回目となる。ヤマハは8~15日は静岡市駿河区の草薙球場でキャンプを行っており、ここで練習を積んだ後にブラジルで代表チームに合流し、1次B組が開催される米国に入る予定。

 キャンプ初日にブルペン入りし、背番号と同じ34球を投じた沢山は「早めに仕上げて、調子を上げていく」と手応えを口にした。優勝した昨年の社会人野球日本選手権の準決勝で、1点リードの六回に2番手で登板。NTT東日本(東京)打線を相手に2イニングを完璧に抑えた。「大舞台で自分の投球ができたことが、自信になった」と話す。

 187センチの長身から投げ込む、最速151キロの速球が魅力。制球力が課題で技術的改善や下半身強化に取り組んできたが、昨秋あたりから「好不調に左右されず変化球をコントロールできるようになってきた」と自己分析。「今では、打撃投手をする際も7、8割は狙い通りのボールを投じている」と九谷青孝コーチ(36)からも太鼓判を押された。

 ブラジル代表はプロ野球・ヤクルトの松元ユウイチ・ヘッドコーチ(45)が監督が務め、西武の右腕、ボー・タカハシ(29)、元広島の左腕、仲尾次オスカル(34)ら日本ゆかりのメンバーが多い。沢山は「力の差があると言われるが、ブラジルらしいアグレッシブな全員野球をする」と世界の舞台を見据えている。【藤倉聡子】

毎日新聞

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