投打でピッチクロック違反 反省もWBCへ前向きな収穫 侍ジャパン

2026/02/23 21:54 

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 ◇○ソフトバンク4―0日本代表●(宮崎)

 前日の大勝とはうって変わって零敗を喫した日本代表だが、良い意味で課題が出た収穫ある一戦だった。打者では佐藤輝明(阪神)が、投手では高橋宏斗(中日)が今回のWBCで導入される投球間隔の時間制限「ピッチクロック」に抵触したのだ。

 WBCでは、打者は制限時間の残り8秒までに、打席で投手に対する準備をしなくてはならないが、佐藤は一回の最初の打席で違反し、1ストライクを取られた。だが、ある意味狙っていたところもあった。

 井端弘和監督によると、佐藤は前日の試合で慣れたこともあり、「気にしないでいってみます」と打席に入ったという。ところが、あっさり抵触。佐藤は「ゆっくりし過ぎましたね」と苦笑した。

 高橋は五回1死走者なしで2―2からの6球目を投げる際に制限時間が経過し、ボールを取られてしまった。高橋は「本当に悔しかった。キャッチャーとコミュニケーションの中で、ちょっと迷うポイントがあったりして、投げるのが遅くなってしまった」と反省した。

 今大会は米大リーグで導入されている「ピッチクロック」や、バッテリー間でサインを伝達する電子機器「ピッチコム」といった日本のプロ野球には存在しないものが適用される。日本代表はこの対応に四苦八苦してきたが、今回の合宿を通じて順応してきている。

 井端監督も全く心配していない。「(違反を)取られてはしまいましたけど。試すことができたので、ちょっと余裕ができたのかな」と前向きにとらえていた。【岸本悠】

毎日新聞

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