投手陣のもろさ露呈した侍ジャパン 短期決戦の起用で明暗 WBC
最後まで不安を拭いきれないまま、終幕となった。WBCの準々決勝で日本代表「侍ジャパン」は、ベネズエラの強力打線に屈し、初めて4強入りを逃した。当初から不安視された投手陣のもろさが露呈した。
先発の山本由伸投手(ドジャース)が4回2失点と何とか試合を作ったが、後続が誤算だった。2番手の隅田知一郎投手(西武)が2点を失い、六回から4番手で登板した伊藤大海投手(日本ハム)が痛恨の一発を浴びた。
先頭打者へ2球目を投じる際にピッチクロック違反を取られた。伊藤投手はじっくりボールを持って丁寧に投じるタイプ。これでリズムが崩れたのか、連打を許し、7番・アブレイユ選手に逆転の3ランを浴びて天を仰いだ。
伊藤投手は昨季の沢村賞投手で実績は十分。だが、7日の韓国戦は3回2失点と本調子ではなかった。
短期決戦、ひいては球数制限のあるWBCにおいて、2番手以降の投手起用は試合の行方を左右する。特に、強豪ぞろいとなる準々決勝以降は調子の良い投手からつぎ込んでいく「勇気」も求められる。
一方のベネズエラは1次リーグで先発して好投し、今後先発の可能性もあったデヘスス投手を、3点を追う四回から3番手で投入した。デヘスス投手は2回3分の1を投げて無失点で、流れを引き寄せた。【牧野大輔】
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