神村学園・小田監督のかばんに潜むラッキーアイテムは?センバツ

2026/03/25 07:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第98回選抜高校野球大会で、2年ぶりに初戦突破した神村学園(鹿児島)。小田大介監督(43)はかばんの中に、昨秋の新チーム発足時から大切にしてきた言葉にかけた、あるラッキーアイテムを忍ばせている。

 「めっちゃ(効果)出ましたね! かばんにもちゃんと忍ばせてきたので(笑い)」

 20日の1回戦で連覇を狙った横浜(神奈川)を零封した試合後、小田監督は満面の笑みで振り返った。

 かばんに忍ばせたアイテムとは、青い熊のぬいぐるみだ。

 「あおいくま」は昨秋、新チームが発足してから九州大会を勝ち上がる間のキーワードだった。

 ものまねタレントのコロッケさんのエッセーに感銘を受けた小田監督が、経験の浅い選手への心得として説くようになった。

 「あ」は「あせるな」

 「お」は「おこるな」

 「い」は「いばるな」

 「く」は「くさるな」

 「ま」は「まけるな」

 主将の梶山侑孜(ゆうしん)選手(3年)によると、初めて聞いた時は笑っている選手も多かった。

 それが練習や試合で壁にぶつかるたびに「あおいくま」が頭に浮かび、「子供じみていた自分たちの代にぴったりだ」と思い直すようになったという。

 公式戦が始まると、小田監督もインターネットでみつけた青い熊のぬいぐるみをかばんの中に入れて持ち運ぶようになり、気持ちのゆとりや安定につなげた。

 神村学園は2回戦、25日の第1試合で智弁学園(奈良)戦に挑む。

 どんな場面でも平常心を貫ける気持ちの強さを持つ神村学園の選手たちには、いつでも立ち返ることができる心のよりどころがあった。【角田直哉、林大樹】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>