ソフトバンク藤原大翔投手 衝撃デビューの陰に2人の「大先輩」
ソフトバンクの藤原大翔(はると)投手(20)が「勝負の年」と位置付ける入団3年目に、育成から支配下契約を勝ち取った。福岡県行橋市出身のスター候補生の成長の背景には2人の「大先輩」がいた。
衝撃のデビューだった。8日に支配下選手になると、13日の西武戦でプロ初登板初先発。一回から自己最速タイの156キロを計測し、3者凡退に封じた。
その後は暴投で失点するなど4回2失点で降板したが直球の大半は150キロ超で「真っすぐで押していけた。自信になった」と確かな手応えを口にした。
福岡・飯塚高時代から球速は8キロもアップ。成長を支えた一人が斉藤和巳2軍監督だ。
かつて「負けないエース」と称された斉藤監督には4軍時代から目をかけられた。中でも「勉強はできなくても、野球の勉強はしなさい」との助言は、今でも大切にしている。
今季は投球内容を野球ノートに細かく記載したり、映像で振り返ったりする時間を大切にしているといい「見返すことで投球の波が少なくなってきた」。
もう一人、欠かせない存在が経験豊富な右腕・上沢直之投手だ。
藤原投手が支配下への手応えを感じた要因には、上沢投手の自主トレへの参加がある。
威力十分の直球を生かすための変化球は課題の一つだったが、上沢投手と変化球の精度向上に取り組んだ。中でもタテに割れるカーブは直伝で、西武戦でも強打者をカーブで空振り三振に仕留めた。
2人の「大先輩」から間近で学びを得てきたが「まだまだレベルアップしていきたい」と藤原投手。貪欲な20歳は「ホークスのエース」に君臨する未来を描き、一歩ずつ前に進む。【牧野大輔】
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