「戻りグマ」人慣れに注意 遭遇した男性が呼び掛け 山形・酒田
山形県酒田市で19日、クマの生態を学ぶ市民講座が開かれた。出羽三山の主峰・月山で30年以上山菜採りをしている住民が「(人が去った)集落の跡地にクマやイノシシなどの野生動物が出没している」などと報告。「餌不足からふもとに下り、また山に戻る『戻りグマ』と呼ばれる個体は人慣れしている可能性がある」と注意を呼び掛けた。
講師を務めたのは、同県鶴岡市のしんきゅう師、渡辺幸任さん(76)。出羽三山の信仰や文化の研究をライフワークとして続ける傍ら、山菜やキノコ採りに月山に分け入り、何度もクマと遭遇。行動を知ろうと、近年は動画撮影カメラでの記録に挑戦している。
渡辺さんが至近距離で最初にクマを目撃したのは、2009年11月のキノコ採りの時だった。10キロのナメコを背負い、茂みを抜けて振り向くと、突如としてクマが視界に現れた。その瞬間、クマは黒光りするような背を向けて一目散に逃げていき、持参していたカメラで撮影する暇もなかった。
山でのクマの行動について渡辺さんは「声を出して人の存在を知らせたり、遭遇したりすると逃げる」「朝から晩まで餌を探している」と指摘する。仕掛けたカメラで動画撮影に取り組むと、見慣れないものに興味を示し、繰り返しカメラを探りに来てはたたくなどする個体の姿が撮影できた。人が住まなくなった集落の近くを、クマやイノシシが頻繁に歩き回る姿も確認している。
月山のふもとの庄内町では昨年10月、キノコ採りをしていた地元男性がクマに襲われ顔や腕などにけがをする人的被害が出た。渡辺さんは、「人を見ると逃げていたクマのこれまでの行動が変化している可能性がある」と話す。「ふもとに下りて人に慣れた個体は、山奥で遭遇した際、これまでのように逃げてくれないのではないか」と「戻りグマ」への不安を募らせる。クマから身を守る装備と細心の注意を払ってほしいと訴えている。【長南里香】
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