高性能AIミュトス対応案 「金融システムの能動的な停止」も想定

2026/05/20 10:40 

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 セキュリティー上の脆弱(ぜいじゃく)性を見つけ出す能力が格段に高い最新の人工知能(AI)「クロード・ミュトス」を巡り、金融庁の官民連携会議の作業部会で、サイバー攻撃対策として金融機関の自主的な判断でシステムを能動的に停止するケースも想定されていることが関係者への取材で判明した。

 14日に初めて開かれた作業部会で「短期的な対応案」とする文書が金融機関などの参加者に示された。

 文書によると、脆弱性に対応したプログラムが公開されると、国内の事業者でもシステム更新など短期に大量の対応が必要になる見込みという。さらに、サイバー攻撃を受けてシステムが停止する可能性もあると言及。こうした事態に備え、「サイバー攻撃のリスクが高まった場合の能動的なサービス、ITシステムの停止の判断基準を明確にしておく」ことを金融機関側に示した。

 作業部会にはメガバンクやネット銀行、ITベンダーなどの幹部らが参加。5月末までに取りまとめ、全国の金融機関などに対応方針を示す予定。【横見知佳】

毎日新聞

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