幕内2場所目の藤凌駕 初の勝ち越し「自信につながる」 大相撲

2026/05/19 20:43 

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 ◇大相撲夏場所10日目(19日、東京・両国国技館)

 ◇○藤凌駕 押し出し 時疾風●

 1敗の大関・霧島が結びで大関経験者の正代に敗れる波乱もあって、今場所の優勝争いは大混戦だ。2敗で並ぶ6人のうちの1人が幕尻の23歳、藤凌駕。入幕2場所目にして初の勝ち越しに「うれしい。自信につながります」と素直に喜んだ。

 身長180センチ、体重181キロを生かして突き押しを得意とする。この日は、左四つの時疾風に対して、右でおっつけて差させず、一気に押し出した。「手も下から、足も出ていい相撲だった」と自賛した。

 愛知県春日井市出身。和歌山・箕島高を経て拓大で2024年の全日本選手権で3位に入り、25年春場所で幕下最下位格付け出しデビューした。新入幕だった3月の春場所は東前頭17枚目で7勝8敗と負け越したが、番付運に恵まれて今場所も同じ地位にとどまった。

 好調の要因の一つに、巡業中の稽古(けいこ)を挙げる。横綱・豊昇龍や大関・霧島らの胸を借り、「幕内の厚みやスピードを体で味わった。大きな経験でありがたい」と感謝する。

 師匠の藤島親方(元大関・武双山)の教えを守り、押しに徹する。「5日間、勝ち取る気持ちで豪快な押し相撲を取っていきたい」と力強かった。【武藤佳正】

毎日新聞

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