ソフトバンク前田悠伍 プロ初の7回&100球超え 見せた成長

2026/06/13 19:41 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ◇○ソフトバンク8―1ヤクルト●(13日・みずほペイ)

 ソフトバンクにとって、負ければ交流戦連覇に黄信号がともる重要な一戦も、20歳の左腕には関係ないかのようだった。先発の前田悠伍がプロ3年目で最長の7回を投げきる堂々たる投球を披露した。

 「やっと投げられるんだ」

 大阪桐蔭高から入団し、1年目から登板機会を与えられてきたが、意外にも初めて踏みしめた七回のマウンドは新鮮そのものだった。高ぶる気持ちを抑えつつ、冷静に打者に向かった。

 2死からオスナに安打を許したものの、続く内山壮真を3球で追い込んだ。最後はこちらもプロ最多となる101球目の渾身(こんしん)の直球で詰まらせ、左飛に封じた。

 二回に先制ソロを浴びたが、失点はこれだけで三回以降はわずか1安打。これまでの登板で課題だったテンポの悪さも解消し、「後半にかけて良くなってきた」と胸を張る。小久保裕紀監督からは「成長したな」と声を掛けてもらったという。

 常勝軍団の先発ローテーションを守ることは簡単ではないが、「いろいろ試行錯誤しながら、たくさん練習もしています」。疲れた体を癒やすべく、温水と冷水を交互に浴びる「交代浴」を試すなど、向上心の高さが成長につながっている。

 自身は生粋の「負けず嫌い」。デッドヒートの様相を呈する交流戦の優勝争いで挙げた、今季負けなしの4勝目には大きな価値がある。【牧野大輔】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>

写真ニュース