大関昇進懸かる熱海富士、横綱の技術に屈す 極めて厳しい4敗目

2026/09/24 20:32 

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 ◇大相撲秋場所12日目(24日、東京・両国国技館)

 ◇○大の里 下手出し投げ 熱海富士●

 関脇・熱海富士が秋場所後の大関昇進が極めて厳しくなる4敗目を喫した。

 1敗で単独トップを走る横綱・大の里に対し、熱海富士は立ち合いで低く当たったが、受け流された。横綱に右下手を許すと、自らの出足を利用され、かわされながら下手出し投げを食らった。敗れた熱海富士の腹は、土俵の砂にまみれた。

 九重審判長(元大関・千代大海)は「(立ち合いで)まともに当たった時のバシッという音が聞こえなかった。横綱は力をぶつけるわけでもなく、熱海富士のさばき方を研究していた」。幕内最重量198キロの巨体を生かした相撲が持ち味の熱海富士だが、大の里の技術に封じられた。

 大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所計33勝」には、今場所で12勝すれば届くはずだった。だが痛恨の4敗目を喫し、千秋楽まで全勝しても11勝止まりとなった。

 日本相撲協会審判部副部長でもある九重審判長は「(目安の)数字に届かなかったからといって、私が何か言うことはない」と明言を避けた。

 敗れた後、取組の映像を食い入るように見返した熱海富士。支度部屋に下がると悔しさをこらえきれず、右足で床を何度も踏み鳴らした。【高野裕士】

毎日新聞

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