会員制大型量販店「コストコ」で仕入れ、小分けした商品を売るコストコ再販店「コストステーション」が２７日、名古屋市港区のショッピングセンター「イオンモール名古屋茶屋」１階にオープンした。午前１０時の開店時点で約５０人の行列ができ、開店後も約１００人が入店待ちするなど大盛況となった。

　コストステーションは１号店を昨年４月に同市西区の「ミユキモール」内に開店しており、今回は２号店となる。コストコの人気商品を中心に、常時３００種類ほどの食品や日用品が並ぶ。コストコと異なり、再販店は年会費が不要。

　開店１５分前から並んだ同市港区のパート従業員、高木麻里さん（４０）は、コストコの人気商品であるロールパン「ディナーロール」と、ラップサンド「ハイローラー」が小分けされたものを購入。「コストコは好きだけど、会費に抵抗があったので再販店はありがたい。小分け品は冷蔵庫にも入れやすい」と話していた。

　イオンモール名古屋茶屋は名古屋第二環状自動車道の南陽インターチェンジから約３分とアクセスが良く、駐車場も約３３００台分を完備。運営会社の瀬畑幸人社長（４５）は「コストコの空白地帯である港区に、以前から再販店を出したいと思っていた。多くの人に来てもらえる店にしたい」と意気込む。【大原翔】