インバウンド向け仮想通貨の両替サービス開始 未登録者も利用可能
仮想通貨(暗号資産)交換業者の「ガイア」(大阪市)は4日、インバウンド(訪日客)向けの新たな仮想通貨の取引サービスを始めた。パスポートで本人確認後、自動両替機を使って仮想通貨を売却し、日本円が受け取れる仕組み。旅行中に日本円が必要な外国人の利用を見込んでいる。
ガイアは2022年、両替機で仮想通貨を日本円に替えるサービスを始めた。両替機は東京都内と大阪市内の計3カ所ある。これまで利用は日本在住で、ガイアに口座を開設した事前登録者に限られていた。他のほとんどの交換業者も日本在住者を対象にしている。
ガイアの新たなサービスでは、未登録の海外在住者も両替機を使える。利用者のウォレット(電子財布)にある仮想通貨をガイアに送り、両替機で日本円を受け取ることができる。パスポート情報を読み込み、利用者本人かどうか映像で確認。日本円の引き出しまでの時間は数分間という。
対象銘柄は、ビットコインとイーサリアムの二つで、マネーロンダリング(資金洗浄)対策として取引上限がある。1日1回、10万円まで。手数料が10%かかる。利用状況のリスク評価も含め、多重の犯罪防止策を講じているという。
キャッシュレス対応が進まない観光地は少なくない。米国など仮想通貨が決済手段として普及している国・地域からの旅行者の利用が見込まれる。
一方、日本在住者もマイナンバーカードで本人確認すれば、ガイアに口座がなくても両替機を利用できるようになった。小倉基宏社長は「仮想通貨が日本で身近な存在となり、一般的な決済手段として広がってほしい」と話した。【田中謙吉】
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