現金給付「理解いただけず反省」と石破首相 経団連夏季フォーラムで

2025/07/25 20:59 

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 石破茂首相は25日夕、長野県軽井沢町で開かれた経団連の夏季フォーラムで講演した。与党が物価高対策として参院選公約に掲げた国民1人当たり2万~4万円の現金給付について「街頭で訴えても多くの方の理解がいただけなかったという反省を、私自身深く持っている」と述べた。

 野党が減税を主張した消費税については、「医療、年金、介護、子育ての財源を毀損(きそん)していいのか。国債を出せば(発行すれば)、国家財政はさらに悪化する」と指摘した。

 日米関税交渉が合意に至ったことについては「(合意を)実現したことを誇るようなことは言わない。政府として国民に対して果たすべき責任を果たした」と述べた。【神山恵】

毎日新聞

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