松山市は１５日、国の重点支援地方交付金を活用し、市内で使えるプレミアム付き商品券を発行すると発表した。６０００円分を３０００円で購入することができ、プレミアム率１００％となる。政府が推奨する「おこめ券」の発行は見送った。野志克仁市長は記者会見で、理由について「商品券の方が市民にとって便利で経済効果も高い」と説明した。

　商品券の発行は全市民が対象。全員に１人につき１セットの購入引換券を郵送し、市内の引き換え所で販売する。２０２６年４月ごろの利用開始を目指す。利用可能な店舗はスーパーなど約２万５０００店舗を想定している。事業費は約１８億７０００万円で、開会中の１２月定例市議会最終日の１８日に一般会計補正予算案を追加提出する。【広瀬晃子】