葉・実・樹皮…森の恵みでリアルな午のえと飾り、神戸の植物園に登場

2025/12/16 21:48 

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 神戸市立森林植物園(同市北区)で、新年を祝う手作りの、午(うま)にちなんだえと飾りが森林展示館前広場に登場し、来園者たちを楽しませている。

 えと飾りは同園に植わる木の枯れた枝や葉などを使って制作した。立派なたてがみはダイオウマツの葉、つぶらな目はトチノキの実、ピンとした耳はユーカリの樹皮といった具合に「森の恵み」を活用している。ヤシ科のシュロの繊維で毛並みを表現し、まるで本物の馬のように見える。

 えと飾りは20年以上前から毎年、年末年始に展示。午の飾りは同園の職員、福本市好さん(75)が11月中旬から少しずつ作ってきた。福本さんは「若い馬を表現した。飛躍する一年になれば」と話す。来年2月末まで展示予定。【大西岳彦】

毎日新聞

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