トヨタ、3年ぶり社長交代へ 近氏「しっかり投資できる収益構造を」

2026/02/06 18:26 

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 トヨタ自動車は6日、佐藤恒治社長(56)が副会長に就き、後任に最高財務責任者(CFO)の近健太執行役員(57)が昇格する人事を発表した。いずれも4月1日付。社長交代は、前任で約14年間トップを務めた豊田章男現会長(69)から佐藤氏に代わった2023年4月以来、3年ぶりとなる。

 佐藤氏は25年5月に経団連副会長に就任し、26年1月からは日本自動車工業会(自工会)会長を務めている。トランプ米政権による関税措置への対応やサプライチェーン(供給網)の取引適正化など、自動車産業が直面する課題に対し、佐藤氏が自工会会長として果たすべき役割が大きいと判断した。

 近氏は16年まで8年間、章男氏の秘書を担当。20年にCFOに就き、22年から副社長を歴任した後、トヨタの子会社「ウーブン・バイ・トヨタ」のCFOを経て、25年7月にトヨタのCFOへ復帰していた。

 東京都内で記者会見した佐藤氏は「自工会や経団連などで産業に軸足を置いた活動に注力したい。自動車産業と日本をもっと元気にしていく」と述べた。近氏は「日本のためにしっかり投資できる収益構造をつくるため努力したい」と抱負を語った。

 佐藤氏は新設するチーフ・インダストリー・オフィサー(CIO)に就任し、最高経営責任者(CEO)は近氏に引き継ぐ。近氏の後任のCFOには宮崎洋一副社長(62)が就く。6月の定時株主総会後に佐藤氏は取締役を退任し、近氏が取締役に加わる。【鶴見泰寿、大原翔】

毎日新聞

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