4K放送終了、BS-TBS社長「致し方なし」 経済合理性鑑み

2026/04/22 20:46 

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 TBSの定例社長記者会見が22日、東京・赤坂の同社であり、BS―TBSの伊佐野英樹社長が終了を表明している超高精細映像の4K放送について言及した。伊佐野社長は「非常に残念な部分もあるが、経済合理性を鑑みるに非常に厳しい状況であったので致し方なしと思う」と述べた。

 BS―TBSは15日、来年1月で期限を迎えるBS4Kの放送免許認定を更新せず、放送を終了すると発表。同社を含む民放キー局系のBS5局全てが、4K放送からの撤退を表明している。4K放送は政府が旗振り役となる形で2018年に本放送が始まったが、視聴者の接触率が低く、各社とも広告収入が少ないまま推移。TBSは昨年に開かれたBS4Kのあり方を協議する総務省の有識者会議で、24年度に8・5億円の損失を計上したと説明していた。

 TBSの龍宝正峰社長は22日の会見で「グローバルに我々のコンテンツを発信しようと考えるときには、4Kのクオリティーは必須。(4Kを)テレビで放送するということではなくなるかもしれないが、コンテンツの有効活用は前向きに進めていきたい」と語った。

 民放キー局系のBS5局は今秋、動画配信サービス「WOWOWオンデマンド」で4K番組の無料配信開始を予定している。【加藤結花、森永亨】

毎日新聞

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