當真あみ、長編映画初主演 泣ける恋愛小説『ストロベリームーン』実写映画化 齋藤潤・杉野遥亮…

2025/03/25 20:12 

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映画『ストロベリームーン』10月17日公開決定(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会

 TikTokで紹介動画がバズを引き起こし、「令和イチ泣ける!」と話題になった芥川なおによる純愛小説『ストロベリームーン』(すばる舎)が、脚本界のレジェンド・岡田惠和と新進気鋭の若手女性監督・酒井麻衣のタッグによって実写映画化され、10月17日に公開することが発表された。主演は、本作で満を持しての長編映画初主演となる當真あみ。齋藤潤、杉野遥亮、中条あやみらが共演する。

【動画】映画『ストロベリームーン』特報映像

 同名小説をもとにした本作は、余命半年と宣告された桜井萌が、高校1年生の春、一生分の恋をする物語。過去と現在2つの時代が交差する、涙を誘うこと必至のラブストーリーだ。

 萌は、小さい頃から病弱で、家の中だけで過ごす日々。優しい父母と過ごしながらも、学校にも通えず、友達もできない萌。だがそんな時、余命が残り半年であることを宣告され、家族は悲しみに包まれる。

 しかし、ある理由から萌は高校に通うことを決意する。そして入学式の日、初対面にも関わらず同じクラスになった佐藤日向に突然の告白。驚く日向だったが、萌の猛アプローチにより付き合うことになる。初めて「恋人」という存在ができた二人は、少しずつお互いの距離を縮めていく。いよいよ萌の誕生日、6月4日にはずっと萌が憧れていた、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという満月「ストロベリームーン」を見に行くことに。しかし、その日を境に萌は学校から姿を消し、日向は萌と連絡が取れなくなる…。萌が消えた理由、そして13年後に届く真実とは?

 余命を宣告されながら、慣れない学校生活でも周囲には明るく振る舞う主人公・桜井萌を演じる當真は、ドラマ『妻、小学生になる』(22年、TBS)にてテレビドラマ初出演を果たし、その後、大河ドラマ『どうする家康』(23年、NHK)をはじめ注目作に続々出演。「カルピスウォーター」の14代目CMキャラクターを務めるほか、4月4日には映画『おいしくて泣くとき』の公開を控えるなど、大注目の18歳だ。

 當真は「限られた時間を全力で過ごす萌の姿が愛おしく、そんな萌を支える家族や友達、そして日向くんの優しさに心が温かくなりました」と脚本の印象を語っており、明るさの裏に隠された悲しみと儚さを表現した。

 萌に突如告白される純朴な同級生・佐藤日向を演じる齋藤は、映画『カラオケ行こ!』(24年)で悩める中学生役で印象を残し、第16回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞、第46回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞、第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。映画『室井慎次』シリーズ(24年)や映画『366日』(25年)といった話題作に続々出演している期待の若手だ。

 齋藤は「向日葵のように真っ直ぐに生きる日向くんとして映画に存在できることが、とても嬉しかったです。毎日、自分自身を超えたいという想いで撮影期間を過ごしていました」と日向として過ごした撮影期間を振り返っている。

 13年後の佐藤日向役を杉野、日向の幼なじみで萌の親友・高遠麗(たかとう・うらら)の13年後の役を中条が演じる。

 脚本の岡田は、『余命10年』(22年)、『いま、会いにゆきます』(04年)などのヒット作を持ち、「當真さん、齋藤さん、杉野さん、中条さんという自慢のキャストのお力と、酒井監督の演出によって、かわいらしく、ファンタジックで、でも強い愛と命の映画ができました」と、手応えを語っている。

 監督の酒井は、本作で最も心動かされたこととして、「誰かの一生懸命さに心を動かされ、自分は何ができるのか、何をしてあげられるのか、全員、大切な人を思いやっている【生き様】が映っていると思います」と自信をのぞかせた。

 実写映画化に際し、原作者の芥川は「原作小説から映画へと受け継がれた優しさのバトンリレーを心地よく感じていただけると確信しております。人が生まれながらに持つ純粋さ、優しさ、人を思いやる気持ち。この作品を通して、映像という素晴らしい世界で、来場者の皆様の心に届けられたなら、原作者としてこれほどうれしいことはありません」と、映画化への期待を語っている。

 今回解禁されたティザービジュアルは、6月4日のストロベリームーンを見上げている萌と日向の姿が印象的に映し出され、まだ全てが明かされないという、期待に満ちたビジュアルになっている。

 映像解禁となる特報は、「余命半年」である萌が、どのような思いで日向と過ごしたかが垣間見られる映像になっている。「残り半年しか生きられないと言われた日、初めて恋をしました」という衝撃的な萌の言葉と共に始まり、ストロベリームーンという、恋を叶えてくれる月を見に行きたいという萌の強い思いを感じ取ることができる。萌と日向の行く末はどうなるのか。「13年後に届く真実」と共にこの後の展開に思いを馳せる余韻を残している。

■キャスト・スタッフのコメント全文

▼桜井萌役:當真あみ
 今回、初めて長編映画主演という形でこの映画に携わらせていただくと聞いて、嬉しさと同時に身が引き締まる思いになりました。 台本を読んだとき、限られた時間を全力で過ごす萌の姿が愛おしく、そんな萌を支える家族や友達、そして日向くんの優しさに心が温かくなりました。

 温かいキャスト、スタッフの皆様と一緒に撮影させていただけて、とても楽しく素敵な時間を過ごす事が出来ました。 友情に初恋、家族の愛の深さに心が温かくなれる作品となっていると思います。大好きな人、大切な人と見ていただけるとうれしいです。

▼佐藤日向役:齋藤潤
 原作を拝見した時、萌ちゃんと日向くんとの関係性、初々しい輝きを放っている2人にすごく感動しました。そして、向日葵のように真っ直ぐに生きる日向くんとして映画に存在できることが、とてもうれしかったです。

 毎日、自分自身を超えたいという想いで撮影期間を過ごしていました。1人では走り続けることはできなかったところを、主演の當真あみさんをはじめとした、素敵なキャストの皆様、監督、スタッフの方々が、未熟な僕を照らし続けてくださったおかげで、日向を生きられたと思います。

 この映画に生きる人々が愛する人を想い、もがいて、諦めないで生きようとする姿を、ぜひ皆さんに観ていただきたいです。見届けてほしいです。

▼13年後の佐藤日向役:杉野遥亮
 大人になった佐藤日向を演じさせていただきました。杉野遥亮です。プロデューサーさんの熱い想いと岡田さんの脚本に背中を押していただき、参加させていただきました。

 齋藤くんからどうバトンを受け取ってどう表現できるのか、ドキドキしました。まだ完成した作品を観ていないのですが、なんだか素敵な作品になっているのではないかと予感しています!僕も楽しみです!

▼13年後の高遠麗役:中条あやみ
 原作と台本を読んで、あまりにも儚くて優しくて温かい高校生の物語に感情移入してしまい、制服まだ着れるかなと心配していたら、大人になった麗(桜井萌の親友役)のオファーだと言われて、あの青春の中に混ざりたかったなと少し寂しくなりました(笑)。

 先に撮影していた子供時代の麗たちの映像を見させていただき、酒井監督らしい絵の美しさと、皆さんが持つこの時期にしか出せない純粋な美しさがそこにはありました。大人になった私たちのパートも凄く大事な部分なので、監督にもしっかりと指導していただきながら、バトンを受け取り撮影に挑みました。

 私自身もこの作品がスクリーンに映し出されることをとても楽しみにしています。皆さんも「ストロベリームーン」のように、この映画をお友達や大切な人と観て、良いご縁がいつまでもありますように。

▼監督:酒井麻衣
 初めて恋をし、初めて愛し、初めて愛を知った瞬間を、覚えていますでしょうか。頭の中に誰かを想ったまま見る風景や匂いは、あの時の感情のまま、心に残ると思っています。抱きしめても抱きしめきれないその感覚が、この映画の中に詰まっています。

 大切なあなたを思えば、たとえ何があっても希望を持てる、そんな事を感じさせてくれる物語に出逢えて、私は幸せに思います。今これを読んでくださっている貴方に届いてほしいと、切実に想っています。

▼脚本:岡田惠和
 美しい物語である原作を映画化する、橋渡しの仕事をさせていただきました。當真さん、齋藤さん、杉野さん、中条さんという自慢のキャストのお力と、酒井監督の演出によって、かわいらしく、ファンタジックで、でも強い愛と命の映画ができました。今は少しでも多くの方に届きますように祈る日々です。楽しみにしていただきたいです。

▼原作:芥川なお
 映像化に携わってくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。また、大切な登場人物たちを演じてくださった當真あみ様、齋藤潤様、杉野遥亮様、中条あやみ様、他出演者の皆様、酒井麻衣監督、岡田先生、撮影スタッフの皆様には、感謝してもしきれません。

 原作では、待ち受ける悲しい運命よりも、人を好きな気持ちが勝る強さ、常に自分のことより相手のことを大切にする優しさを軸に描きました。映像化された温かい世界観は、きっと皆様の心を魅了し、原作小説から映画へと受け継がれた優しさのバトンリレーを心地よく感じていただけると確信しております。

 人が生まれながらに持つ純粋さ、優しさ、人を思いやる気持ち。この作品を通して、映像という素晴らしい世界で、来場者の皆様の心に届けられたなら、原作者としてこれほどうれしいことはありません。この純愛が皆様の心にそっと寄り添い、末長く愛される作品になることを願っております。


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