フジテレビ問題当時者が再証言「緊迫した状況」が浮き彫りに 年齢差は「自分の親と同年代」

2025/04/05 05:30 

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辞任を発表した関西テレビ・大多亮社長 (C)ORICON NewS inc.

 フジテレビの一連の問題を受け、関西テレビ放送(カンテレ)大多亮社長が4日、同日付で辞任を発表し、大阪市内の同局で報道陣の取材に応じた。あらためて、当時、緊迫した事態だったことが浮き彫りになった。

【写真】頭を抱える姿も…中居正広問題で謝罪したカンテレ・大多亮社長

 事案発生時とその後の対応において、大多氏はフジテレビ専務取締役としてあたり、3月31日に公表された第三者委員会の調査報告書では実名で記され、責任が問われた。カンテレ社長を辞任し、取締役からも退く形となった。

 大多氏は、1月22日のカンテレ社長会見で、事案の報告を受けた際「非常に重い案件だなと思ったし、ある種の衝撃を受けた」と証言していた。被害女性Aさんと中居正広氏との間で守秘義務が結ばれ、示談していることから、第三者委員会の調査を終えても、密室で起こった出来事の詳細はわからない。

 事案は2023年6月2日に起こったとされ、前段となる「BBQの会」後の「すし店」での記載では「中居氏のマンション内かすし店の中のいずれかで、中居氏の求めにより女性Aは中居氏と連絡先の携帯電話番号を交換した。女性Aは、中居氏が自分の親と同年代であり、MCとしての仕事ぶりを尊敬し、信頼していたため、連絡先の交換についても不安感はなかった旨を述べている」とされている。

 大多氏に報告があがったのは、2023年8月21日で、大事だと認識して当時の社長・港浩一氏に電話。港氏への報告内容には「医師に診てもらっているが、(医師も)危険な状態である(自死の危険性も含めて)と言っている」の記載がある。

 その後の中居氏の番組継続判断にあたっては、大多氏が、ヒアリングに対して「人権方針を踏まえて、本事案において本来であれば私たちが取るべきだった行動が分からない。その点は第三者委員会に判断してもらうことなのだと思う。ただ、私はガバナンスを効かせることで組織(CX)は守れたとしても、人が死んでしまうという結果になってしまうことはあり得ないと考えた」と答えている。

 こうした内容が明らかになる中、大多氏はこの日「いつどうなるかわからないという緊迫した状況だった」とさらに証言。「男女間のケンカのレベルではないと最初から思っていた」と振り返る場面もあった。

 その上で「調査報告書にあるような、“彼女の病状を言い訳にして”みたいな、そういうところは、非常に自分の中でも大きな気づきだった。そういうところを私は第三者委員会の報告書からもたらされたし、そもそもそういうことも全部含めて、だから彼女にお会いしてお詫びしたい気持ち。辞めたからそうじゃなくてもいいんだとは全然思っていない」と猛省し、直接謝罪の意思を伝えた。
ORICON NEWS

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