『タモリステーション』新幹線誕生のドラマに迫る 鉄道好きのタモリも興奮「とても興味深かった…

2025/04/25 07:00 

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25日放送『タモリステーション』より(C)テレビ朝日

 タモリがMCを務めるテレビ朝日系の特番『タモリステーション』最新作が、きょう25日午後8時から放送される。今回のテーマは、2024年に開業から60年を迎えた“新幹線”。番組では、JR東海の全面協力のもと、普段は立ち入り禁止とされる「新幹線総合指令所」や、地下70メートルにおよぶリニア中央新幹線の建設現場を、タモリ自らが取材。進化を続ける新幹線の裏側に迫る。

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 スタジオには、俳優・木村佳乃のほか、鉄道の専門家である金山洋一氏(富山大学 学術研究部 都市デザイン学系 特別研究教授)、綱島均氏(日本大学 生産工学部 機械工学科特任教授)がゲスト出演し、解説を加えていく。

 まずは、貴重映像と関係者の証言から、新幹線誕生のドラマに迫る。番組で注目するのは、第4代国鉄総裁・十河信二さんと当時の技師長・島秀雄さんら、困難を乗り越え、新幹線開発を成し遂げた4人の男たち。彼らは東海道本線の最高速度が時速95キロだった時代、時速200キロ超の高速鉄道=新幹線計画を実現すべく尽力する。

 そんな中、高速化を阻んでいた“空気抵抗”という難問を克服するために生み出されたのが、それまでの箱型車両とは一線を画す、滑らかな流線型のフォルム。その流線形のルーツとは意外なものだったという。流線形フォルムにこめられた“平和への願い”とは。

 さらなるスピードアップを果たした“のぞみ”の開発秘話にもスポットを当てる。飛行機に対抗するため、東京~新大阪間2時間30分の壁を突破すべく、25%もの車体軽量化に挑んだ技術者たち。究極の軽量化車両を作り上げるまでの彼らの奮闘をたどる。

 また、タモリが新幹線の秘密を探るべく、3つのスポットを自ら取材。愛知・小牧のJR東海研究施設では、豪雨や地震に対応するための高性能ブレーキ試験装置や、乗り心地を高めるシミュレータを体験。さらに、山手線並みの過密ダイヤを維持する“新幹線総合指令所”にも潜入し、非公開エリアで繰り広げられる精緻な運行管理に迫る。

 そして、時速500キロで走る“夢の超電導リニア”の建設現場にも足を運び、川崎市地下70メートルのトンネル掘削現場へ初潜入。南海トラフ地震への備えとしての最新技術にも注目する。

 もともと鉄道好きであり、1975年、全線開通したばかりの東海道・山陽新幹線に地元・博多から乗り込んで上京したというタモリ。今回、新幹線誕生秘話を改めて深掘りし、「とても興味深かったですね。当時の技術者たちは実現不可能だといわれていたことをすべて可能にしていったのですから、すごい情熱ですね」と開発に携わった人々へのリスペクトを語る。今回は3つのスポットを自ら取材したが、「日々の地道な訓練や研究があるからこそ、高い安全性が保たれているんですね」と、新幹線の安全、正確、快適を追求する取り組みに感謝。「新幹線は日本の技術力を総結集して実現した、世界で初めての高速鉄道です。当時のエンジニアたちが手探りしながら技術と根性で世界初を成し遂げたことを、ぜひみなさんに感じていただきたいですね」と呼びかけた。
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