NSC（吉本総合芸能学院）を今春卒業した吉本芸人1年目のルーキーたちによるライブ、NSC『大ライブ 2025』TOKYOが14日、都内で行われ、決勝戦後の囲み取材にチャンピオンに輝いたお笑いコンビ・シネマ特区（嶋田奨太、和深）、平成ノブシコブシ・吉村崇、ライス・田所仁、NON STYLE・石田明、パンクブーブー・佐藤哲夫が登壇した。

【集合カット】ノブコブ吉村、ノンスタ石田ら豪華先輩芸人に見守られていたシネマ特区

　本大会は、NSC（吉本総合芸能学院）を今春卒業し、吉本芸人としてデビューした1年目のルーキーたちによる、最速で1番を決める史上最大級のライブ。これまではNSC卒業直前に開催していたが、今年から卒業後の開催となった。

　東京・大阪、さらには札幌・名古屋・広島・福岡・沖縄のエリア校から総勢約500組 が、この日1番おもしろい「チャンピオン」 の称号を目指し 、東京・大阪で白熱したネタバトルを繰り広げる。

　この日は、シネマ特区がチャンピオンに輝いた。優勝特典は、吉本興業の劇場および吉本興業による番組への出演権が贈られた。

　嶋田は「11月中旬くらいに組んで、最初はすごい調子が悪かったので、まさかこんなところに立ってるっていう実感がなくてびっくりしてます」とまだ呆然とした様子。ネタを作っている和深も「まさか優勝するとは。2位だった照山おうちごはんとかドンココとかがずっと常連で決勝行っていたので、大まくりだなって」とコメントした。

　嶋田はNSC含めお笑い養成所に3回入学。その理由を聞かれ言い淀むと、石田が「やましいことあんのか」とツッコミ。「3回行ってることが恥ずかしくて」と慌てて否定した。「1年フリーで宙ぶらりんになるなら自分の性格的に絶対さぼるだろうなと思って」とNSCに再入学したことを告白。「最初に入ったのは20歳のときで、大阪でフリーで3年ぐらい芸人して、そっから東京出てワタナベの養成所で…」と明かすと、「お前いま何年目だよ！」と吉村からツッコミが入り、「実際5年やってます」と苦笑い。

　和深は「会社にも辞めてNSC行きますって言ったんですけど、売れるまでは仕事やっていいよって言ってくださって」と現役サラリーマンの営業職であることを告白。「忙しくなったら辞めます」という和深に、「いまここで電話したら。優勝したんで辞めますって」と佐藤が促すと、石田が「そうすればニュースになるぞ」と煽って笑いを誘っていた。

　また、今後やりたい仕事を聞かれた嶋田は「体当たり系の仕事がしたいです。なんでもしたい。しんどい仕事全部したいです」と意欲を見せると、吉村が「ずっと嘘くさいんですよね」と指摘。

　「ネタで食べていきたい」と語り「好青年」と高評価された和深と対照的で、「お前嫌いだわ～」「ぼんくらっぽいな」とさっそくいじられた嶋田。最終的には石田が「スタンスが井上に似てる」と評し、先輩芸人たちが共感の嵐。嶋田が「やばい！バレつつある」と反応すると「それも井上くんに失礼だけどな」と吉村からツッコまれていた。

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