SEVENTEEN・JUN、子役時代から繊細な“演技力”光る “幻の名作”『野。良犬』場面…

2025/07/07 00:00 

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SEVENTEEN・JUNが出演する映画『野。良犬』場面写真(C)2007 BIG PICTURES LTD. ALL IN ONE MEDIA LTD ALL RIGHTS RESERVED.

 13人組グループ・SEVENTEENが子役時代に出演した映画『野。良犬』が、8月8日に全国公開される。それに先立って、予告編と場面写真が7日、公開された。

【場面写真】幼いころ…身を削るように涙を流すSEVENTEEN・JUN

 昨年のワールドツアーでは、日本4都市10公演で約43万人を動員し、世界的な人気を誇るSEVENTEENのメンバーであるJUNは、昨年秋に中国での俳優業のため、グループ活動に一部参加しないことを発表し、大きな話題となった。その後、発表されたのはJUNが幼少期より憧れていたジャッキー・チェンとの共演を果たした映画『捕風追影(※風=簡体字)』やドラマ作品への出演だった。

 そんなJUNが子役時代から中国、香港で俳優として活躍していたことは知られていたが、本作『野。良犬』は『第3回香港映画監督協会年度大賞』最優秀新人俳優賞を受賞、『第27回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)』最優秀新人俳優にノミネートされていたことから、“幻の名作”として伝説的存在となっていた。断片的にしか見ることができなかった今作が、ついにスクリーンでの上映が解禁され、表現者としてのJUNの原点と才能がベールを脱ぐ。

 『悟空伝』などで知られるデレク・クォック監督のデビュー作であり、本作で『香港電影金像奨』新人監督賞にノミネートされた。主演は当時からトップシンガーとして絶大な人気を誇っていた香港出身のイーソン・チャン。天涯孤独なチンピラを演じ、自身と似た境遇のJUNが演じる少年と心を通わせていく繊細な心情を、優しく鮮やかに体現している。ジョージ・ラム、エリック・ツァンら演技派が脇を固め、古き良き香港映画の勢いを感じる骨太な感動ドラマとなっている。

 今回公開された予告編と場面写真では、親を失い孤独を抱えながらも似た境遇のチンピラ・チェンに心を開いていく少年・ラムのピュアで繊細な心情をJUNが全身を使って表現しており、『第3回香港映画監督協会年度大賞』最優秀新人俳優賞を受賞、『第27回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)』最優秀新人俳優にノミネートされたJUNの高い演技力が光っている。不信感を抱いた相手へ向ける猫のような鋭い目つき、心を開いたチェンにだけ見せるいたずらっぽい笑顔、捜査に協力する使命感に燃えたまっすぐなまなざし、泣きながらチェンにすがりつき身を削るように流す涙には、世界を股にかけて活躍する現在のJUNの片鱗が見える。

 そして、香港映画である今作で使用されているのは広東語。SEVENTEENとしてデビューした後のJUNいわく「小さい頃は香港でずっと撮影をしていたから広東語がすごく話せたけど、その後韓国へ来て韓国語を覚えて、忘れたわけではないけど、あまりにも長い間広東語を話していなかったから今はあまり上手く話せない」ということもあり、予告編で広東語を話すJUNは新鮮に感じられるものになっている。


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