杉良太郎、高校生から「愛とは何だと思いますか?」「糧にしていることは?」質問に回答

2025/07/10 17:19 

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高校生に熱く語った杉良太郎

 歌手・俳優の杉良太郎が9日、東京・郁文館高校にて、高校生に向けた講演「杉良太郎の人生感―明日を生きるヒント―」を開催した。

【画像】高校生に優しく微笑む杉良太郎

 杉は今年、芸能活動は61年。福祉活動は66年となる。本講演で高校1年生約60人に対して、これまでの自身の人生を振り返りながら、芸能活動や福祉活動に取り組んできたエピソードの数々を披露した。

 杉は、両親を楽にさせたい思いで歌手を目指し、「芸能界で日本一になってやる」と故郷の兵庫県から上京。2年もの間、カレー屋で奉公し、朝・昼・晩3食をカレーだけで過ごした。自ら苦労を買い、心身を鍛え、夢を叶えるために苦労を厭わない“人生感”を力強く語る内容に、生徒たちはじっくり聞き入った。杉は「しんどいこと、つらいこと、苦労することをやってください。経験してみないと、人のつらさや苦労が分からない人間として大人になってしまう」と思いを伝えた。

 終盤は、高校生からの質問にも対応し、生徒から「自分の前に困難が立ちはだかった時、何を糧にしているか」という質問に対して、「福祉は苦しかった。苦しいだけではやっていけないから、楽しもうと。難しいことを楽しみながら、苦労って楽しいな、という人生に切り替えていった。そうでなければ続かない」と自らの経験を回顧しながら話した。

 また「杉さんにとって、愛とは何だと思いますか?」という質問に対しては、「みなさん、結婚して子どもを育てる時、どうやって愛を伝えるか。愛情は、いつもそばにいてあげること、寄り添ってあげること、安心感を与えてあげることが大切。愛情が無ければ地球は存在しない。人間としての愛が一番必要」と、優しい笑顔を浮かべた。

 本講演の様子は、BSフジ『杉良太郎の人生感―明日を生きるヒント―』にて、8月3日午後9時から放送される。
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