つくばエクスプレス開業20周年でイベント続々 人気路線の課題も
つくばエクスプレス(TX)が8月24日に開業20周年を迎える。東京都心と茨城県を結び、首都圏でも屈指の人気路線に成長。TXは記念きっぷの発売など開業20周年の関連イベントを続々と計画中だ。
19日から8月末まで発売するのは「開業20周年記念TX!1日乗り放題きっぷ」。切符購入当日に限り、乗り降り自由で利用できる。12歳以上(小学生を除く)は1800円、6歳以上12歳未満の小児(未就学児を除く)は200円だ。運営する首都圏新都市鉄道(本社・東京都千代田区)は「特にお子様は普段よりお得な金額で利用できる。夏休みのお出かけなどにぜひ」と呼びかけている。
ヘッドマークに20周年記念のロゴをあしらった特別車両2編成を12月下旬まで運行するほか、今年4月に「入社」した新しいマスコットキャラクター「ユニール」も関連イベントを盛り上げる予定だ。
TXは沿線の宅地開発推進や、JR常磐線の混雑解消を目的に2005年に開業。東京・秋葉原駅から茨城県南部に位置するつくば駅まで総延長約58キロを最高速度130キロ、最速45分でつなぐ。
停車駅には浅草、北千住など人気エリアも多く、通勤・通学客に加え、筑波山の行楽客を含め観光需要も高いのが特徴だ。名称の「つくばエクスプレス」は一般公募で決まり、「高速性」などの意味が込められているという。
開業以来、駅周辺を中心に沿線は大きく発展し、乗車数も順調に増えている。1日当たりの平均乗車数は05年度の約15万人から、24年度は約40万人に増加し過去最高を更新した。
一方で、混雑率の高さが課題になっている。国土交通省が輸送人員と輸送力から算出した通勤・通学時間帯の鉄道の混雑率調査(23年度)によると、TXの混雑率は154%。JRや東京メトロを含めても全国ベスト10に入る混み方だ。
ちなみに全国1位は都内を走る日暮里・舎人ライナーで171%。首都圏では、東京メトロ日比谷線(162%)▽JR埼京線(160%)▽JR中央線(158%)――の後にTXが入っており、首都圏新都市鉄道は従来の6両編成から8両編成化を進めるなど混雑解消を図っている。【嶋田夕子】
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