6月の関空、香港・マカオ便旅客数24%減 「7月の予言」影響

2025/07/10 17:35 

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 関西国際空港などを運営する関西エアポートは、6月の関空の香港・マカオ便旅客数が前年同月比24%減の17万9000人だったと明らかにした。同方面への旅客便発着回数も同4%減の1064回。香港で「7月に日本で大災害が起きる」とのうわさが広がり、訪日客の減少につながった。

 影響は徐々に大きくなっていて、香港・マカオ方面は今年4月の旅客数25万3000人、発着回数1246回から減少が続いている。

 関空の6月の国際線全体は、旅客数が前年同月比12%増の223万5000人、旅客便の発着回数が同22%増の1万2377回だった。香港・マカオを除く中国本土方面の旅客数は同56%増の72万4000人と、コロナ禍の落ち込みから順調に回復している。【中村宰和】

毎日新聞

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