市村正親「30年前ならハリー・ポッターを」 今回は1人3役「僕ぐらいキャリアがないとできな…

2025/07/18 04:00 

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1人3役への自信をにじませた市村正親 (C)ORICON NewS inc.

 TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が17日、4年目の公演をスタート。このほど会見が行われ、アルバス・ダンブルドア役など3役を演じる新キャスト・市村正親が登壇した。

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 冒頭、第一声で「30年前だったら僕もハリーをやっていたかも」と伝えた市村は、「スネイプ先生、エイムスと重要な役を演じさせていただく」と意気込み、「3役ということで、『ウォーリーを探せ』じゃないですけど、”市村を探せ”って感じで」とユーモアたっぷりにあいさつした。

 市村は、ダンブルドア役について「ハリーにとっては父親のようで、アルバスは孫にも見えて、親子の話なので、いろんな複雑な親子関係がある」とし、「そのへんをみてもらえれば」と話した。また、「(稲垣)吾郎ちゃんに『あそこの、あのせりふいいですね』って言われた」とし、「せりふの量は少ないんですけど、中身の詰まったせりふなので、僕ぐらいキャリアがないとできないかな」と誇らしげに語り、笑いを誘っていた。

 会見には市村のほか、新たにハリー役を務める稲垣吾郎、平岡祐太、1年ぶりにハリー役として帰ってくる大貫勇輔が劇中の衣装をまとい登場した。

 『ハリー・ポッターと呪いの子』は、J.K.ローリングがジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろしたシリーズ8作目となる公式続編。小説最終巻から19年後、父となった37歳のハリーと息子アルバスの複雑な関係を軸にした新たな冒険を描く。2016年のロンドン初演以来、世界中で演劇賞を獲得し、日本国内でも第30回読売演劇大賞選考委員特別賞、第48回菊田一夫演劇大賞を受賞するなど高い評価を得てきた。

 22年に開幕した東京公演は総観客数120万人を突破し、通算公演回数は1200回を達成。魔法の世界を舞台上で「体感」できる壮大な演出、美術、衣装、音楽が、原作ファンだけでなく幅広い観客を魅了し続けている。

 なお、7月17日にスタートした公演は、2026年1月31日まで上演される。
ORICON NEWS

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