ポケモン新作ゲームは脳トレ『ポケモンフレンズ』配信開始 ひらめき問題解き、思考力を育てる狙…

2025/07/22 22:15 

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新作ゲーム『ポケモンフレンズ』配信開始 (C)2025 Pokemon. (C)1995-2025 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.

 『ポケットモンスター』の新情報を発表する番組『Pokemon Presents』(ポケモンプレゼンツ)が22日、ポケモン公式YouTubeチャンネルで配信された。新作ストップモーションアニメ「ネギガナイトとピチューの冒険」が制作されることなど新情報が続々発表。その中で、新作ゲーム『ポケモンフレンズ』が突然発表され、Nintendo Switchとスマートフォン向けに同日より配信がスタートした。考えることが楽しくなる、ひらめき問題がたくさん遊べるゲームで、スマートフォン版は基本プレイ無料、Switch版はダウンロード専用で販売価格1400円、まとめてパックは4700円となっている。

【画像】結構難しい問題!新作ゲーム『ポケモンフレンズ』のプレイ画面

 「ネギガナイトとピチューの冒険」は2027年公開に向けて制作進行中。「アードマンアニメーションズ」とタッグを組んでお届けする新作ストップモーションアニメとなり、アードマンらしい表現とユーモアで描かれるポケモンたちを見ることができる。

 『ポケモンフレンズ』のジャンルは「あたまをほぐす、ひらめきゲーム」で、問題はポケモンの世界観や特徴を活かしたギミックで、楽しく少しだけ頭を使う、ユニークな内容。ポケモンたちと一緒に楽しくひらめき問題に挑戦し、「できた!」という達成感を積み重ねながら、遊びを通じてあたまをほぐしたくなるような体験を目指して開発された。

 考えることが好きになることを目的とした良質なひらめき問題を1200以上収録。やさしい問題から手ごたえのある問題まで多数用意され、個性ゆたかなポケモンたちと、一緒に問題を解くことができる。

 問題を解いて手に入れた「イトダマ」を「ぬいマシン」に入れると、ポケモンのぬいぐるみを作ることができる。作ったぬいぐるみは、お部屋に飾ることができ、家具を置いたり、かべがみをかえてみたり、組み合わせも、雰囲気も、自由自在で、ポケモンのぬいぐるみは最大150種類となっている。

 ゲームは、教育コンテンツ制作のワンダーファイ株式会社が制作した考えるための土台となる力=「思考センス」を育むアプリ「シンクシンク」を基にした問題が多数収録。「シンクシンク」の問題は、実証実験により、算数・IQの偏差値が大きく伸びたことが確認されており、問題に挑戦するワクワクとできた達成感をポケモンを通じて“遊び”に昇華させることで、遊びの中で自然と子どもたちに考える習慣が身につき、考えること自体が楽しいと思ってもらえるように設計された。

 ワンダーファイ社と実証実験を推進された慶應義塾大学総合政策学部教授の中室牧子と、ワンダーファイ社の前身・花まるラボと教材開発で連携していた「花まる学習会」代表の高濱正伸から『ポケモンフレンズ』に関するコメントも到着した。

■中室牧子コメント
 世界では、デジタル教材の効果を調べた研究が多くあり、子どもの学力を高める効果が認められています。これは、子どもの習熟度に応じて、一人ひとりに適した問題が自動で出題される点が影響していると考えられます。『ポケモンフレンズ』の開発に携わっているワンダーファイ社の知育アプリ「シンクシンク」もその一つであり、私たちが外部評価を担当した効果検証で、学力やIQ、非認知能力への効果が認められました。『ポケモンフレンズ』では、その「シンクシンク」の問題と子どもたちに人気のあるポケモンがコラボすることで、より多くの子どもたちが楽しみながら問題に取り組めると期待しています。

■高濱正伸コメント
 『ポケモンフレンズ』は、遊んでいるうちに思考力が育つ、“学べるゲーム“の決定版。数理思考力に精通した教育の専門家たちが、本気で作り上げたものです。いま教育現場では、子どもたちの「スマホ漬け」「スマホ中毒」が大きな問題になっています。しかし、子どもたちをデジタルから完全に遠ざけることは、もはや現実的ではありません。となると「何を選ぶか」が親の大きな役割。楽しくてしかも頭がよくなる。『ポケモンフレンズ』はまさに、これからの時代に求められる教材だと感じています。
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