国民民主党の玉木雄一郎代表は２２日の記者会見で、一部の海外メディアから「ナショナリスト政党」と表現されたことについて、「ナショナリストの意味するところ、与える印象からすると我が党は違う」と反論した。「分断をあおったり、極端な国粋主義に走ったりするというナショナリストではなく、純粋にナショナルインタレスト（国益）を追求したい」と説明した。

　米ニューヨーク・タイムズが２０日に配信した記事では、参院選で躍進した国民民主党と参政党を「ナショナリスト政党」と表現していた。玉木氏は自身のＸ（ツイッター）でもこの記事を取り上げ反論していた。

　玉木氏はナショナリズムと比較されがちなグローバリズムについて「自由貿易を重視しつつも影の部分については一定の是正が必要ではないか」との認識を示した。その上で「反グローバリズムではなくて、修正グローバリズムだ」と自身のスタンスを強調した。【遠藤修平】