シマエナガの京袋帯がKIMONOMACHI「きもの福袋」に登場、“裏面まで主役級”の仕上が…

2025/09/26 18:18 

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京都発の和装ブランド『KIMONOMACHI』

 “普段着キモノ”という新たなスタイルを提案してきたKIMONOMACHIが、この秋冬も注目の新作を発表。今回登場するのは、「雪とシマエナガ」「競べ馬」「月七宝」の3柄を揃えたオリジナル京袋帯。着物初心者でも楽しめるカジュアルな着こなしを提案し、“見せたくなる裏面”など、細部までこだわり抜かれた仕上がりに注目が集まる。

【写真】淡いベージュの帯をよく見ると…可愛すぎるシマエナガが3匹

 京都発の和装ブランド・KIMONOMACHI(有限会社京都きもの町)が、自社ECサイト「京都きもの町」にて、オリジナル京袋帯の2025年秋冬コレクション3柄展開を発表。9月30日より販売を開始する。

 今回の帯は、同ブランドの人気シリーズ「きもの福袋」とのコーディネートを想定してデザインされたもの。カジュアルな中にも気品を感じさせる配色と立体的な織りが特徴で、着物初心者でも日常に取り入れやすい工夫が随所に凝らされている。

 「きもの福袋」は、15年以上にわたり同社デザイナーと京都の図案工房が共同開発を続けるオリジナル着物シリーズ。ワンピース感覚で楽しめる普段着キモノとして人気を博し、毎年新作を心待ちにするファンも多い。

 今期の京袋帯は、見た目の美しさだけでなく、帯の裏面にも注目が集まっている。長年帯の製造を担う熟練のメーカー技術により、裏地にも大胆な柄や繊細な模様が織り込まれており、「裏側さえも見せたくなる」デザインに仕上がっているという。

■デザイン紹介

 「雪とシマエナガ」は、淡いベージュの地に雪の結晶が舞い、お太鼓には枝にとまる3羽のシマエナガが登場。羽ばたく姿も描かれ、織りで表現された繊細なディテールが小鳥の柔らかさを感じさせる。

 「競べ馬(くらべうま)」は、唐花文様を背景に、黒・茶・白毛の3頭の馬が躍動感あるポーズで駆け出す様子を描く。馬装には東洋的なモチーフが取り入れられ、力強さと華やかさを両立させた。

 「月七宝(つきしっぽう)」は、黒地に大ぶりな七宝繋ぎ文様が広がり、その中に満月と三日月を思わせる円形モチーフを配置。地の色合いにもグラデーションが入り、個性的かつモダンな印象を与える一本に仕上がっている。

 帯はすべてポリエステル製で、水や汗にも強く扱いやすいのがポイント。て先を広げた変わり結びなども可能で、気軽ながら本格的な着こなしを楽しめる。

 着物をもっと日常に──そんな思いを形にしてきたKIMONOMACHIのアイテムは、着物ユーザーの裾野を広げてきた。“普段着キモノ”という新しい価値観とともに、2025年の秋冬も、自分らしいスタイルを楽しむ人々の心を捉えている。
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