子ども食堂への備蓄米無償提供 石破首相「10月から回数増やす」

2025/09/26 15:47 

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 石破茂首相は26日、子どもたちに無料や低額で食事を振る舞う「子ども食堂」に対する政府備蓄米の無償提供に関し、提供回数を10月から増やすと表明した。「農林水産省とこども家庭庁の連携のもとで手続きを簡素化し、提供する回数を増やす。できるだけ早く必要なお子さんに備蓄米が届く形で実現したい」と述べた。川崎市で記者団に語った。

 首相はこれに先立ち、川崎市の「宮前区保育・子育て総合支援センター」を視察し、保護者や保育士らと意見交換した。同センターは、保護者の就労状況に関わりなく子どもを預けられる「こども誰でも通園制度」を2026年度の本格運用開始を前に試行実施している。首相は記者団に「制度が全国どこでも適用されるためにはどうすればいいか、なお政府の責任は重い」と語った。【大野航太郎】

毎日新聞

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