夢は「プロボクサー」 福岡の小学4年、ボクシング全国大会で優勝

2025/09/25 17:26 

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 福岡県豊前市立黒土小4年の松本双葉(ふたば)さん(9)が、ボクシングの第7回ジュニアチャンピオンズリーグ全国大会のU10(10歳以下)の40キロ級で初優勝した。

 松本さんがボクシングを始めたのは小学2年の夏。大分県中津市の「J中津ボクシングジム」に所属する兄光昇(みのり)さん(13)の試合を見て「自分もやってみたい」とグローブを手にした。ジムの志賀年秋会長が太鼓判を押す粘り強さと後に引かない気の強さを武器に、ジムで週3回の練習を地道にこなすほか、自主練習で兄と切磋琢磨(せっさたくま)して力を伸ばしていった。

 試合は一回1分の3ラウンド制。6月に佐賀市であった予選大会では初戦を二回KOで勝利し、2回戦の決勝では昨年負けを喫した相手に判定勝ちして全国大会への切符を手に入れた。9月に東京・後楽園ホールであった全国大会では、序盤からの激しい打ち合いを制して一回46秒のTKOで日本一に上り詰めた。

 18日に西元健市長を表敬訪問した松本さんは、将来の夢を聞かれ「プロボクサー」と即答。「来年の大会でも優勝し、連覇を目指したい」と意気込みを語った。【出来祥寿】

毎日新聞

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