若隆景、昇進かすむ6敗目 「集中してやるだけ」 大相撲秋場所
◇大相撲秋場所11日目(24日、東京・両国国技館)
◇○琴勝峰 寄り切り 若隆景●
大関取りの若隆景が先場所優勝の琴勝峰に屈し、6敗目を喫した。今場所の2桁勝利がなくなり、場所後の昇進は極めて厳しくなった。取組後も表情を変えず、「明日集中してやるだけです」と語った。
立ち合いは五分だった。素早く左上手を取り、右も差し込んで得意の右四つとした。しかし、右かいなを返して出ようとしても圧力が足りない。逆に不利な体勢だった琴勝峰に構わず寄り立てられ、簡単に俵を割った。連日、満員御礼の館内はため息に包まれた。
「悔いの残らないように」と場所を迎えたが、中日を3敗で折り返したのに加え、9日目からはまさかの3連敗だ。5月の夏場所で12勝、7月の名古屋場所は10勝を挙げた実力者が、今場所は精彩を欠いている。
高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は「攻めながら自分の形を作るのが若隆景のよさだったが、今場所は形を作ってから前に出ようとしている。気持ちが前に出ていないのかな」と指摘する。得意のおっつけを生かした下からの攻めもかみ合っていない。
1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、大関に昇進した力士は直前の場所で10勝以上を挙げている。これまでの例を見れば、今場所後の昇進は絶望的だ。
ただ、八角理事長(元横綱・北勝海)は「場所中に(立て直すの)は難しいが、『ダメな時に勝てるか』を見ている」と言う。2横綱、1大関との対戦も残している。上位陣に勝ち越さなければ今場所は負け越しとなる。来場所以降に夢をつなげるためにも大切な4日間が残っている。【黒詰拓也】
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