都響、大野和士さんが音楽監督退任へ 26年度以降の指揮者体制発表
東京都交響楽団は24日、2026年度以降の指揮者体制について発表した。大野和士・音楽監督は26年3月の任期満了をもって退任。同年4月から2年間は芸術顧問として、引き続き指揮者陣を代表する立場を担う。大野さんは28年度から桂冠指揮者となり、フィンランド出身のペッカ・クーシストさんが同年度から首席指揮者に就任する。任期は3年。
大野さんは15年、音楽監督に就任。これまでを振り返り「都響が得意とするマーラー、R・シュトラウスをはじめ、レパートリー拡充のための重要な作品群、あるいは、B・A・ツィンマーマン、細川俊夫らの作品の世界初演、日本初演など、多くのプログラムを皆様にお届けできたことは、大きな喜びです」とコメントしている。
クーシストさんは1976年生まれ。現在はノルウェー室内管弦楽団芸術監督やヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者兼芸術共同監督などのポストに就いている。
バイオリニスト、作曲家としても活動し、都響とは23年1月にシベリウス「バイオリン協奏曲」のソリストとして初共演。指揮者としては24年4月にベートーベン「交響曲第7番」などを振った。首席指揮者就任に先立ち、26年度から2年間は都響でアーティスト・イン・レジデンスを務める。
クーシストさんは「フィンランド人として、私たちは形や動き、集中力に関する美意識を共有していると感じており、都響の仲間たちとともに、それらを探求できることを心から楽しみにしています」とのメッセージを寄せている。
また、現在は首席客演指揮者のアラン・ギルバートさんは26年度から特別客演指揮者/ミュージック・パートナーとなる。新たな首席客演指揮者にはダニエーレ・ルスティオーニさんが就く。任期は3年。ルスティオーニさんは83年イタリア生まれで、現在は米メトロポリタン歌劇場首席客演指揮者などを務めている。
大野さんは今後の都響について「指揮者陣の中に、才能にあふれたペッカ・クーシストとダニエーレ・ルスティオーニの2人が加わることは、都響にとって、この上ないことと感じております」とコメントした。【西本龍太朗】
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