奥平大兼、NHK夜ドラで「宇宙バカ」な大学生役 「共感できることがあるとすれば…」【コメン…

夜ドラ『いつか、無重力の宙で』に出演する奥平大兼(C)NHK

【場面カット】夜の野外で座って空を見つめる飛鳥と彗
高校時代「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女子4人組。30代になりそれぞれの道を歩む中、ふと忘れていたかつての夢と再会し「超小型人工衛星だったら…今の私たちでも宇宙を目指せるかもしれない…!」と2度目の青春が始まるストーリー。天文部の同級生4人を木竜麻生、森田望智、片山友希、伊藤万理華が演じる。
金澤は、飛鳥(木竜)たちがよく行くファミレスでバイトをしている大学生。大学では宇宙工学の研究室に所属している。成績はずば抜けて優秀だが、他人とコミュニケーションを取るのは苦手。そのため研究室では、ややなじめずにいるが、本人は特に気にしていない。なんなら、人と関わることは「時間の無駄」だと思っている節がある。そんな孤独を好む彗だが、バイト先によくやってくる飛鳥たちが、素人ながら人工衛星を打ち上げようとしている無謀さにあきれ、ついつい口を出してしまう。
【コメント】
――航空宇宙工学を学ぶクールな大学生・金澤彗。どういう人物なのでしょうか。
必要か不必要かを常に考えている、思考がすごく論理的な人だと思います。他人と一緒に何かをするのが嫌いというニュアンスのせりふがありますが、それはつまり「意味を感じない」からなのかなと。メリットのあることだけを選択して生きてきた、ちょっと人間離れしたキャラクターです。頭が良く、達観した目線で物事を見ていて、飛鳥を含めたみんなが楽しげに雑談しているときでも、「この時間は、プロジェクトに必要あるのか」と考えてしまうタイプです。
もちろん僕は、コミュニケーションは大事だと思っている人間なのですが、少しだけ彗に共感できることがあるとすれば、子どもの頃、両親に叱られたときに「前提」を話されるのが苦手だったんです。「前提よりも、要点を教えてほしいな」と思っていた時期がありました。彗にもそんな部分があるのかなと、想像しています。
――彗は大学の仲間から「宇宙バカ」と評されるほど、宇宙への愛が深い人だと思いますがどんなふうに役作りをしましたか?
彗は根本的に「わかりやすい人」だと思います。天文部の4人も彗のことを「わかりやすい人」だと思っているのではないでしょうか。彗は自分の感情を隠さないし、隠す必要がないと思っています。だから思ったことをそのまま表に出す。下手したら「気まずい」という感覚もないのかもしれません。そういった彗は、どんな場面でどんなリアクションをするか常に考えて演じました。
彗にとって宇宙はもう「生活の一部」だと思います。意識して「何かをしなきゃ」という感じではなく、呼吸をするように当たり前に宇宙の書物を読むし、調べるし、スマホを持てば宇宙のニュースだけ見ている。宇宙は、目標であると同時に、彗にとって身近なものだと思います
――そんな彗が、飛鳥・ひかり(森田)・周(片山)・晴子(木内)の4人と出会い、同じ人工衛星のプロジェクトに参加します。彗の心の中ではどんな変化が起こっていくのでしょうか。
プロジェクトに関わることになっても、彗が話すことは実務的で作業内容に関することばかりです。「理論の人」である彗からすると、飛鳥たち4人はすごく感情的に見えて、自分とは違う世界線で生きている人たちだと、遠くから観察しているようなかんじです。だけど、彗が信頼を寄せる研究室の和泉先生(鈴木杏)から言われたある一言がきっかけで、彗の心境が少しずつ変化していきます。
人工衛星のプロジェクトとなると、それなりに長い期間をチームと一緒に過ごします。おそらく彗にとってこれだけ長い間、誰かと一緒に何かをするというのは、人生経験上なかったことです。そんな中でだんだん湧いてくる彗の感情と、4人の感情が、時間をかけて共鳴し合うようになっていきます。
それまで彗は、合理的だと考えて可能な限り1人でなんでもやろうとしてきました。でも、同じプロジェクトで飛鳥たちと関わり、4人の取り組み方を目の当たりにして、「こういう選択肢もあるんだな」と知っていくのだと思います。一見無駄に思える「遊び心」や、仲間といっしょに達成感を味わう感覚など4人の姿を観察しながら、みんなでやる意味を考えるようになります。常に物事を論理的に考える彗だからこそ、「誰かと協力しなければ宇宙には行けない」ということを体感しながら、「これも必要性のあることなんだ」と自分の中に落とし込んでいく。そんな彗の変化を見ていただければうれしいです。
――最後に、このドラマの見どころを教えてください。
彗という人物を演じて一番感じたのは、「人は1人では生きていけない」ということです。彗はいい意味で、自分では無敵で怖いものなしだと思っていても、やっぱり人間は弱い生き物だと感じさせてくれるキャラクターです。
人が仲間と一緒に何か共通の目標に向かっていく姿は、とてもきれいだと思います。何歳になってもやりたいことがあったらやったほうがいい。そんな勇気をもらえる、とても温かい物語になっています。あらゆる年齢層の方に見ていただきたい作品です。
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