『虎に翼』脚本家・吉田恵里香氏、新作連ドラが秋開始へ SNS&動画配信時代の親子を描く『も…

2026/07/10 05:00 

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今秋スタートの日10『もうパパ!』主演の原菜乃華(左)、脚本の吉田恵里香氏(C)ABCテレビ

 NHK連続テレビ小説『虎に翼』の脚本家・吉田恵里香氏が、今秋放送スタートのABCテレビ・テレビ朝日系日10ドラマ『もうパパ!』(毎週日曜 後10:15)を手がけることが10日、発表された。

【写真】吉田恵里香氏の新作『もうパパ!』に主演する原菜乃華

 吉田氏は、『恋せぬふたり』(NHK)で「第40回向田邦子賞」を受賞し、2024年前期放送の連続テレビ小説『虎に翼』は大きな話題となった。朝ドラ後初となる新作『もうパパ!』は、完全オリジナルで書き下ろす令和のヒューマンファミリードラマとなる。

 動画配信でバズったことをきっかけに、“家族の幸せな日常”で再生数を稼ぐ父親と、そんな父に振り回されながらも「NO」と本音が言えない娘。SNS時代の光と影とともに、綺麗事では片付けられない親子のリアルな衝突と再生を、圧倒的な筆致で描く。

 主演は、原菜乃華が務め、主人公の18歳大学生・多良山紀子(たらやまきこ)を演じる。小学生のころ不登校になった紀子を笑顔にしようと、パパが動画サイトで配信を始めたところ、「もうパパ!」と怒る紀子の動画が大バズり。紀子は「タラちゃんねる」の“怒りんぼ紀子ちゃん”としてネット内で知られる存在となった。その後、家族思いのパパは“チャンネル登録者数100万人”を目標に活動。しかし、大学生になった紀子は、親の呪縛から抜け出し、自分の人生を切り拓いていこうとする。

 自分本来の姿が、パパの演出する日常にむしばまれている事実に直面した紀子は、動画中心の日々から抜け出そうとするが、なかなかうまくいかず…。実際に多良山家のような親子がいるかもしれない、と思うようなリアルなフィクションになるという。

■脚本・吉田恵里香氏 コメント
――動画配信をする親子を題材に作品を書いたきっかけは?
物心ついた頃からSNSや動画配信サイトがある世代と、社会のつながりに興味をもったことがきっかけです。子どもとその親の、世の中の見え方の違いに興味がありました。企画自体は4、5年前から温めていましたが、世の中の変化や、私自身子どもができて動画配信に対する考えが変わり、物語の内容はどんどん変化してきました。今は大人も子どももSNSや動画サイトは生活の一部になっていますよね。そんな今、届けたいと思う企画だったので、このタイミングで実現して本当によかったです。動画配信者が作品に出てくるとネガティブに描かれることが多い印象でしたが、本作では一面的には書きたくないなと思いました。悪いものでもなく、良いものでもなく、人の営み・生活の一部として描きたいなと。

――主人公・紀子役の原菜乃華さんの印象は?
作品にあわせて、どんな役も的確に演じられている素晴らしい役者さんだなと思っていました。紀子は、一見いい子で明るくて天真爛漫ですが、その裏に繊細さや弱さがあるキャラクター。性格のグラデーションを丁寧に表現できる方だったらいいなと思っていたので、原さんがオファーを引き受けてくれて、とてもうれしいです。

――解禁前のパパ役のキャスティングを聞いた時の印象は?
その方が出ているドラマを見て青春時代を過ごしたので、ご一緒できることあるんだ!と変な感覚です。原さんとその方の出演が決まったことで、絶対素敵に演じてくださる!という確信があったので、脚本を書き直した部分もあります。

――どういう方に届けたい作品ですか?
どの世代の方でも楽しめるので、親子や友人の会話のきっかけになる作品になったらいいです。ご家族で日曜の夜寝る前に一緒に見て、子ども目線・親目線でああだこうだ言い合ってもらえたらと思います。

【プロフィール】
1987年生まれ、神奈川県出身。NHK『恋せぬふたり』で第40回向田邦子賞を、全話脚本の連続テレビ小説『虎に翼』では24年度ギャラクシー大賞、第51回放送文化基金賞のドラマ部門最優秀賞を受賞。主な作品は、『花のち晴れ~花男 Next Season』『君の花になる』(TBS)、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京)、映画『ヒロイン失格』、『センセイ君主』、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』『前橋ウィッチーズ』など。
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