石破茂首相は２１日、トランプ米大統領の就任演説について、「私も拝聴したが、『メーク・アメリカ・グレート・アゲイン』そのものだった。歴代大統領の就任演説は、高邁（こうまい）な理想を語るのが定番だったが、今まで選挙戦で語ってきたことがそのまま演説になった感じがした」と感想を述べた。２月前半で調整しているトランプ氏との首脳会談については、大統領就任式に出席した岩屋毅外相が地ならしを進めているとして「それほど時間がかからずに日にちは決まると思う」と明らかにした。首相官邸で記者団の質問に答えた。

　今後のトランプ氏との関係構築については、「日本と米国の国益の両方をいかしながら、世界平和に２国間の関係をいかすことができるかを中心に議論し、信頼関係を築きたい」と語った。【鈴木悟】