トランプ氏、WHO脱退表明 大統領令で 新型コロナの対処批判

2025/01/21 11:11 

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 トランプ米大統領は20日、大統領令で、世界保健機関(WHO)から脱退すると表明した。理由として、WHOが2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大した際の「対処を誤った」と主張し、人口が多い中国に比べて米国に求められる拠出金が多額なことも挙げた。

 トランプ氏は大統領令で「中国・武漢から生じた新型コロナのパンデミック(世界的大流行)や、そのほかの世界的な衛生上の危機への対処を誤った」とWHOを一方的に非難した。

 トランプ氏は第1次政権時代の20年にもWHOからの脱退を表明した。しかし、通告から脱退までの準備期間にバイデン政権に交代し、米国はWHOにとどまった。【ワシントン秋山信一】

毎日新聞

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