トランプ米大統領は２２日、自身のソーシャルメディアへの投稿で、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対して「今すぐ（侵攻を）収めて、このバカげた戦争をやめろ。状況は悪化するだけだ」と呼びかけた。ロシアが和平に向けたディール（取引）に応じない場合、「ロシアからの全ての輸出品に高レベルの関税や制裁を科すことになる」と強調。米国の友好国も同様の措置をとると示唆した。

　トランプ氏は投稿で「ロシアを傷つけたくはない。ロシアの人々を愛しているし、プーチン大統領とも常に非常に良い関係だった。ロシア（当時のソ連）は第二次世界大戦で米国を助けてくれたことを忘れてはならない。ロシアとプーチン大統領のために手を貸したい」と強調。「ディールを結ぶ時だ。これ以上、人命が失われるべきではない」と和平を呼びかけた。【ワシントン秋山信一】