トランプ氏「石油やガスにも関税」 2月中旬にも 半導体なども検討

2025/02/01 10:14 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 トランプ米大統領は1月31日、2月中旬にも原油や天然ガスに関税を課す新たな計画を示した。半導体や鉄鋼、銅、医薬品など幅広い品目についても関税引き上げを検討していると述べた。税率や国名など詳細は語らなかった。ホワイトハウスで記者団に答えた。

 トランプ氏は「我々は石油やガスにも関税を課す。かなり早い時期、2月18日ごろになるだろう」と述べた。実行すれば資源価格の上昇要因となる。トランプ氏は「米国のエネルギーコストを引き下げる」と公約に掲げており、整合性を問われそうだ。

 また、トランプ氏は米国が貿易赤字を抱える欧州連合(EU)に対しても改めて不満を表明。「かなりのことに踏み切る。本来あるべき水準に引き上げるつもりだ」と述べ、大幅な関税の引き上げを示唆した。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース