米軍、イエメンのフーシ派空爆を継続 拿捕の自動車運搬船も標的か

2025/03/17 18:15 

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 米軍は17日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派への空爆を行った。

 イエメンメディアによると、フーシ派が2023年11月に紅海で拿捕(だほ)していた日本郵船がチャーターして運航する自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」の司令室も2度にわたり攻撃を受けたという。乗組員は今年1月に解放されたが、船舶は係留されたままだった。

 フーシ派はパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスに連帯する形で、近海を航行する船舶にミサイル攻撃などを繰り返してきた。ガザの一時停戦に合わせて攻撃を取りやめたが、11日に攻撃再開を宣言。米軍は15日から空爆で反撃していた。

 フーシ派は17日の声明で、紅海北部で米空母トルーマンを標的にミサイルや無人航空機(ドローン)による攻撃を実施したと主張した。ロイター通信によると、米軍はドローン11機を迎撃した。ミサイルも空母には届かなかったという。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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