ガザ地区の死者5万人超える 不明者も多く 地元保健当局が発表

2025/03/23 19:56 

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 パレスチナ自治区ガザ地区の保健当局は23日、イスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘によるこれまでの死者数が5万人を超えたと明らかにした。ロイター通信などが伝えた。行方不明者も多いとみられ、死者数は今後も増えるのは確実だ。

 ガザ地区の戦闘は2023年10月、ハマスがイスラエルに越境して民間人ら約1200人を殺害したほか、人質約250人を拉致したのを機に始まった。今年1月19日に停戦が発効したが、イスラエルは3月18日、大規模な空爆を再開。23日も南部ハンユニスなどで激しい空爆を加えた。停戦交渉は停滞しており、収束の見通しは立っていない。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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