北朝鮮、早期警戒管制機を初公開か 金正恩氏はAI無人機も視察 

2025/03/27 10:44 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は27日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記が25~26日に、新しい人工知能(AI)技術を取り入れた自爆攻撃型の無人機(ドローン)などの性能試験を視察したと伝えた。写真では、金氏が早期警戒管制機とみられる航空機の中で指導する姿もあった。韓国メディアは、北朝鮮が早期警戒管制機を初めて公開したと伝えている。

 朝鮮中央通信は、金氏が、新たに開発された「偵察・情報収集手段」などの性能についても確認し、「敵の戦闘手段を無力化させるのに十分な威力を発揮するだろう」と述べたと報じた。これが早期警戒管制機を指すとみられる。

 無人機の試験では、地上と海上で敵の活動を追跡監視できる新型の「無人戦略偵察機」の性能と、自爆攻撃型ドローンの攻撃能力を確かめた。金氏は「戦力の現代化において、無人装備と人工知能技術の分野は最優先的に重視し、発展させねばならない」と指摘。国家的な計画の作成と無人機の生産能力拡大を求めた。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

国際

国際一覧>