中国軍が台湾周辺で2日連続の軍事演習 東シナ海で実弾射撃訓練も

2025/04/02 12:58 

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 中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区は2日、台湾海峡の中部や南部の海域で、軍事演習を開始したと発表した。1日にも台湾周辺で演習をしており、軍事活動を「常態化」させて台湾への圧力を強める意図があるとみられる。

 軍事対象への警告や駆逐、拿捕(だほ)など、各種軍が連動した目標区域の制圧や封鎖能力の検証を目標としている。東部戦区は、東シナ海の関連海域で長距離火力の実弾射撃訓練を実施したと表明。「重要な港湾やエネルギー施設の模擬目標への精密打撃を行い、所定の成果を得た」とした。

 2日の演習は「海峡雷霆―2025A」と名付けられており、年内に「B」「C」と続ける可能性を示した。台湾統一を悲願とする習近平指導部が台湾住民を心理面でも揺さぶる狙いがある模様だ。

 中国政府で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の報道官は1日、台湾の頼清徳総統を名指しして「『台湾独立』勢力が台湾海峡の平和を意図的に破壊したことへの警告」と主張していた。【北京・河津啓介】

毎日新聞

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