「中国脅威論を誇張」 米国防長官の名指し非難に中国政府が抗議

2025/06/01 11:40 

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 中国外務省は1日、報道官談話を発表し、へグセス米国防長官がアジア安全保障会議(シャングリラ会合)の演説で中国が台湾海峡や南シナ海で威圧的行動を強めていると批判したことを受け、米国に抗議したと明らかにした。

 談話では、ヘグセス氏が「中国脅威論」を誇張したとして「強い不満と断固とした反対」を表明。台湾問題については「中国の内政に属するもので、いかなる外国も干渉する権利はない」と強調した。

 ヘグセス氏は5月31日、シャングリラ会合が開かれているシンガポールで演説し、「インド太平洋地域のバランスを崩すために軍事力を使用する準備を強めていることは明らかだ」などと中国を名指しで非難していた。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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