米の屋外モール火炎攻撃で男性を拘束 FBI長官「テロ攻撃」
米連邦捜査局(FBI)などによると、西部コロラド州ボルダーで1日午後1時半(日本時間2日午前4時半)ごろ、中心部にある屋外のモールで男性が人々を即席の火炎放射器などを使って攻撃し、8人が負傷した。
現場ではパレスチナ自治区ガザ地区で拘束されているイスラエル人の人質に連帯を示す行進が行われており、男性は「パレスチナに自由を」と叫んでいたという。FBIのパテル長官は「テロ攻撃」との見方を示した。
捜査当局によると、男性はモハメド・サブリ・ソリマン容疑者(45)。現場付近で拘束され、負傷していたため病院に搬送された。ソリマン容疑者は単独で事件に及んだとみられ、即席の火炎放射器のほか、米メディアによると、火炎瓶も投げつけていたとの情報もある。被害者は52~88歳の男女だった。
米FOXニュースによると、ソリマン容疑者はエジプト出身で2022年8月に米国に入国した。対移民強硬派として知られるトランプ政権のミラー大統領次席補佐官はX(ツイッター)で、バイデン前政権下でソリマン容疑者の「観光ビザ」が発行され、その後、ビザの期限が切れて「不法滞在」になったと主張。「バイデン前政権が就労許可を与えた」とも述べ、「敵対的な移民はこれ以上いらない。彼らを締め出し、送り返そう」と強調した。
ガザ地区でのイスラエル軍によるイスラム組織ハマスへの軍事作戦を巡っては、多数の市民が犠牲になっており、世界的にイスラエルへの批判が高まっている。米首都ワシントンでは5月21日にも、イスラエル大使館員2人が銃撃され死亡する事件が起きたばかりだった。ユダヤ系社会やイスラエルはテロの増加に警戒感を強めている。【ワシントン松井聡】
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