サッカーJ3福島、元仮設住宅をロッカールームに 「クラブの原点」
サッカーJ3の福島ユナイテッド(福島市)は4日、練習拠点として使用する十六沼公園天然芝サッカー場(同市大笹生)に、新たにロッカールームを整備した。建物は、東日本大震災の仮設住宅として建てられ一旦解体されたログハウス1棟を、クラブのスポンサー「菅野建設」(同市)がもらい受けて保管していたのを再利用。関係者は「震災を乗り越えたクラブの原点を思い起こして、地域とともにJ2昇格を目指す」と感謝する。
ロッカールームは木造平屋建て約130平方メートルで、シャワー6基やミーティングルームを備える。選手たちはこれまで練習後にシャワーを浴びられず着替えも自家用車内などで行っていたが、練習環境が格段に充実する。スポーツ合宿などの一般利用者も使える。
引き渡し式であいさつした菅野建設の菅野日出喜社長(72)は、震災直後にプレハブの仮設住宅が圧倒的に不足したため県産材を活用したログハウスが各地に建てられたと述懐。仮設住宅は順次解体されたが、そのうちいわき市の1棟を記念に譲り受け「いつか何かの役に立てたい」と考えていたところ、1級建築士でもある福島ユナイテッドの鈴木勇人社長(53)からロッカールームへの再利用を提案され快諾した。
鈴木社長は「ログハウスは十六沼の景観にも、被災した地域とともにあるクラブの理念にもマッチする。大切に使わせていただきます」と感謝。寺田周平監督(49)と選手たちが記念に、外壁に保護塗料を塗って仕上げていた。【錦織祐一】
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