トランプ氏、12カ国からの全面入国禁止を布告 中東やアフリカ中心

2025/06/05 11:58 

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 トランプ米大統領は4日、中東やアフリカを中心とする12カ国から米国への入国を全面禁止する布告に署名した。米国を外国人テロリストや公共の安全に対する脅威から守るためなどとしている。

 ホワイトハウスによると、入国禁止の対象となるのは、アフガニスタン▽ミャンマー▽チャド▽コンゴ共和国▽赤道ギニア▽エリトリア▽ハイチ▽イラン▽リビア▽ソマリア▽スーダン▽イエメン。9日から実施する。また、ブルンジ▽キューバ▽ラオス▽シエラレオネ▽トーゴ▽トルクメニスタン▽ベネズエラ――の7カ国からの入国も制限するとした。

 トランプ氏は自身のソーシャルメディアに投稿した動画で、今月1日に米西部コロラド州ボルダーでエジプト人容疑者がイスラエル支持を訴えるデモに参加していた人たちを襲撃した事件に言及。「我が国が適切な審査を経ずに入国した外国人などによる大きな危険にさらされていることを浮き彫りにした」と主張した。

 トランプ氏は1期目もテロ対策を名目にイスラム圏諸国からの入国禁止を命じる大統領令に署名した。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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