世界初の産休取得首相 ニュージーランド・アーダン氏の回顧録が話題
現職の首相として世界で初めて産休を取得し、2023年には突然の政界引退で注目を集めたニュージーランド(NZ)のアーダン元首相(44)が3日、回顧録を発売し、国内外で話題になっている。
地元紙「ザ・プレス」によると、クライストチャーチ市立図書館では発売初日に47冊の蔵書に対し、400件以上の予約が殺到。担当者は、世界的ベストセラーとなったオバマ元米大統領の妻ミシェル氏の回顧録並みの人気だと語っているという。地元の書店でも飛ぶように売れており、「新刊としては異例」という書店員の反応も伝えている。
アーダン氏は2017年、NZ史上最年少の37歳で首相に就任し、在任中に長女を出産。新型コロナウイルス対策でいち早く厳格な水際対策を実施して死者数を抑えるなどし、国際的な評価を得た。だが、物価高騰などへの不満から支持率は下落。23年に「もう力が残っていない」と突如、辞任を表明した。現在は家族と米国に移住し、ハーバード大で教壇に立つ。
回顧録「A Different Kind of Power(異なる種類の力)」では、クライストチャーチで51人が殺害された銃乱射テロ事件やコロナ禍などの危機に対し、共感や思いやりに基づくリーダーシップで乗り越えた経験が詳細につづられている。
さらに、妊娠判明直後に首相就任が決まった当時の心境や、仕事と育児の両立の苦悩など、働く母親の共感を呼ぶ内容になっており、辞任に至った背景にも触れているという。豪紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は「笑いと誇り、そして涙に満ちた読書体験」と評している。【バンコク国本愛】
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